口臭の科学

口臭の主原因は嫌気性球菌

口臭の主原因は嫌気性球菌

 

今回は口臭について考える際に基本となる、原因細菌について説明します。

口臭の主な原因は口腔内の細菌によるものです。口腔内には、食べかすや舌苔などの残留物が蓄積し、そこで細菌が繁殖します。細菌が食べかすや舌苔を分解する際に発生する揮発性の有機化合物(Volatile Organic Compounds、VOCs)が、口臭の原因となります

口臭の原因となる代表的なVOCsとしては、以下のものが挙げられます。
・メチルメルカプタン
・ジメチルサルファイド
・硫化水素

近年の研究では、特にの嫌気性球菌であるベイロネラ属細菌が舌苔中の主な硫化水素産生菌の一つであることがわかってきました。

口臭の原因となるVOCsを低減するためには、ベイロネラ属細菌の餌となる舌苔、食べかすなどの残留物を舌みがきや歯みがき、うがいなどの口腔ケアにより減少させることが大切です。

要点まとめ

・口臭の主な原因は舌苔などに住む細菌

・近年ではベイロネラ属細菌が原因と考えられている

・対策は舌苔などを口腔ケアで減少させること

ABOUT ME
志田穣太郎
口腔ケアマイスター 口腔ケア用品の開発に従事する研究者です。私の研究は、口腔ケア製品の革新的なデザインと機能性の向上に焦点を当てています。この分野での経験と専門知識を活かして、口腔ケアに関する情報やアドバイスを提供します。
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